2025.06.16

教えて発電くん! 日産リーフは非常用電源になる? 〜停電・災害時の現実と限界〜VOL1

最終更新日:2025.06.27
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教えて発電くん! 日産リーフは非常用電源になる? 〜停電・災害時の現実と限界〜VOL1

 

教えて発電くん!
日産リーフは非常用電源になる?
〜停電・災害時の現実と限界〜VOL1

発電くんイラスト

発電くんがわかりやすく教えるよ!
ユーザー:停電の時、家の電気はリーフで本当にまかなえるの?
発電くん:おまかせあれ!日産リーフ+V2Hなら、家庭のバックアップ電源としてとても頼もしい存在だよ。詳しくポイントを解説するね!

日産リーフを非常用電源にする仕組み

  • V2H(Vehicle to Home)を設置してリーフのバッテリーをおうちの分電盤につなげる。
  • 停電時は自動切替機能で1秒以内にリーフ給電に切り替わるよ。
  • 車内ACコンセント(1500W)もあるので、ちょっとした家電なら直接使える!
発電くんのワンポイント!
リーフe+(60kWhモデル)なら、冷蔵庫・照明・PC・スマホ充電など
ふつうの家庭で3〜4日分の電力をカバーできるんだ!

V2H導入コストは?

項目 費用の目安
V2H本体 50〜180万円
設置・電気工事 20〜40万円
合計 70〜220万円

補助金を活用すると、いくらで導入できる?

ユーザー:コストは高そうだけど、実際に補助金を使うとどれくらいで済むの?
発電くん:大丈夫!V2Hは国のCEV補助金や各自治体の補助を使えば、合計で50〜100万円くらい支給されるケースも多いよ。

費用項目 価格帯
V2H本体 50〜180万円
設置・工事費 20〜40万円
補助金(国+自治体) ▲50〜100万円
実質負担額の目安 20〜170万円

※補助額・条件は年度や自治体ごとに異なります。申請・施工はV2H設置業者にご相談を!

発電くんのアドバイス!
2025年の主なV2H導入実績では「補助金利用で実質負担が50〜150万円前後」になることが多いよ。

※国や自治体の補助金も活用できるよ!実際の負担はもっと下がる場合も。

教えて発電くん!
「現実」と「限界」ってどこ?

◆ できること(現実)

  • 3〜4日間のバックアップが可能(標準的な家庭負荷の場合)
  • 100V・200Vの家電なら普段通り使える(分電盤経由で自動切替OK)
  • 静か・無排ガスなので夜間や住宅密集地でも安心
  • 補助金でコストを大幅削減できる

◆ できないこと・注意点(限界)

  • 初期費用は70〜220万円(ただし補助金活用で負担減)
  • 最大出力は3〜6kW(エアコンやIH同時利用は要注意)
  • 三相200Vやエレベーター等の動力負荷は標準V2Hでは使えない(別途設備が必要)
  • 長期停電には限界あり(リーフのバッテリーが尽きた後は追加の発電手段も考えよう)
  • バッテリー残量の管理も忘れずに!走行後の“空”では使えないよ

よくある質問(FAQ)

ユーザー:停電時って自動で切り替わるの?
発電くん:自立運転切替機能つきV2Hなら、停電を検知したら自動でリーフから給電に切り替わるよ!
ユーザー:バッテリーはすぐ劣化しない?
発電くん:V2H用途でも、8年で80%程度の容量が維持できるってメーカーも公表しているから安心してね。
ユーザー:どのV2Hを選べばいい?
発電くん:6kVA以上・100V/200V両対応・CHAdeMO充電一体型など、使い方に合わせて選んでね!

まとめ

    • リーフ+V2Hは家庭用非常電源として「現実的に役立つ」選択肢!
    • コストは70〜220万円だが、補助金で30〜50%オフも可能。
    • 三相動力やエレベーター等は専門システムが必要(次回コラムで特集!)

次回予告!

発電くん:リーフで三相200Vエレベーターは動かせるの?」VOL2の疑問には次回しっかりお答え!
必要な機器・コスト・安全基準までまるごと解説するので、また見てね!
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