【非常用発電機レンタル】寒冷地でのバッテリー放電トラブル事例｜自衛隊駐屯地へDCA-610SPK＋自動始動盤を納入【発電くん現場レポート】

※本コラムの内容・機種情報は2025年12月時点のものです。

【現場レポート】～寒冷地ならではのトラブルと対応～修理業者様からのご依頼で自衛隊駐屯地にDCA-610SPK＋自動始動盤を1か月レンタル納入！

～「発電くん」と一緒に学ぶ、安心・確実な非常用電源の導入事例～

修理業者様からの緊急お問い合わせ

今回の事例は、自衛隊A駐屯地で使用されている常設の非常用発電機に重大な不具合が発生し、長期間の修理対応が必要になったことがきっかけです。
修理業者様から「修理期間中、予備電源が必要」とのお問い合わせをいただき、現場状況や必要容量・設置スペースなどを詳しくヒアリング。すぐに最適な発電機をご提案・納入することとなりました。

ご提案内容：DCA-610SPK＋自動始動盤の1か月レンタル

現地調査の上、デンヨー製 DCA-610SPK（610kVA）と自動始動盤をセットでご提案。
自動始動盤により停電時も自動で発電機が起動し、24時間体制でバックアップ電源を確保できる仕組みを構築しました。

納入・設置から運用開始までの流れ

1. 修理業者様よりご相談（バックアップ発電機の手配依頼）
2. 現場ヒアリング・容量・設置場所の確認
3. 最適な機種を選定し、レンタル日程を調整
4. 現地搬入・据付・ケーブル接続・始動試験を実施
5. 運用開始、24時間体制で緊急サポート

現場トラブル発生！翌朝エンジン始動せず…

設置・接続が無事完了し運用を開始した翌朝、「エンジンがかからない！バッテリーが弱い！」と緊急連絡が入りました。
当社スタッフが大至急現地に急行し、状況を確認しました。

現場での状況確認

• 発電機は常時充電器に接続済み、設置時はバッテリー状態良好
• 現場は寒冷地、夜間は氷点下まで冷え込む
• バッテリーの電圧低下が想定よりも早い

原因の究明

現場で確認したところ、寒冷地対策として、現場担当者様が独自に12Vバッテリーライト（小型補助ヒーター）をバッテリーに常時接続していたことが判明しました。
担当者様いわく、「夜間の冷え込みで軽油が凍らないようにしたかった」という善意の措置でしたが、
このライトが夜間通電し続けたことで、発電機の常時充電器の供給量を上回る電力を消費し、バッテリーが放電 → 始動不能という事態になっていました。

当社の対応・アドバイス

• 現地でバッテリー状態を確認、補助バッテリーでエンジン始動をサポート
• バッテリーライト等の外部機器の接続を中止
• 寒冷地では専用ヒーターや保温カバー（AC100V仕様等）の使用を推奨
• 今後はバッテリーに外部機器は接続しないよう再発防止をご案内

迅速な現地対応により、発電機は無事復旧・再稼働いたしました。

お客様・修理業者様の声

「修理期間中も安心して業務が続けられました。寒冷地特有のリスクやバッテリー管理についても丁寧なアドバイスをいただき、大変助かりました。現場対応の早さにも感謝しています。」（自衛隊ご担当者様・修理業者様）

発電くんのワンポイント！
非常用発電機のバッテリーには、外部機器（補助ライト・ヒーターなど）を接続しないようご注意ください。
寒冷地対策には、専用ヒーターや保温カバー（AC電源式）の使用がおすすめです。現場環境に合わせたご提案は「発電機.jp」までご相談ください！

まとめ

非常用発電機のレンタルは、短期間や修理期間中における大容量のバックアップ電源が必要な現場で非常に有効です。
特に寒冷地や特殊な現場環境では、バッテリー管理や個別の対策が重要なポイントとなります。
当社では、現場調査から設置・運用サポート・万一の緊急対応まで、ワンストップでサポートいたします。

⚠️ 法令・通達は改正される場合があります。最新情報は必ず所轄官庁の公表資料をご確認ください。