逆相ってなに?発電機の逆相トラブルと現場対策【教えて発電くん!】
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逆相ってなに?発電機の逆相トラブルと現場対策【教えて発電くん!】
こんにちは!発電機レンタルの「発電くん」です。
発電機を現場で使うとき、必ず気をつけたい「逆相(ぎゃくそう)」というトラブル。
今回は、「逆相とは何か?」「なぜ起こるのか?」「現場での確認方法・対策」 そしてもし逆相だった場合の配線の直し方まで、やさしく解説します!
逆相ってなに?
逆相とは、三相交流(U・V・W や R・S・T)の相順(電気が流れる順番)が逆になっている状態のことです。
正しい相順でないと、三相モーターやポンプが逆回転したり、機械が動かなくなったりといったトラブルにつながります。
「相順が逆だと、モーターが逆向きに回ったり、装置が動かなくなることがあるよ!」
発電機の端子表記と現場の色分けに注意!
日本の発電機では、端子が「U・V・W」表記になっていることが多く、現場のケーブルや配電盤は「赤・白・黒(R・S・T)」で管理されているケースが一般的です。
多くの現場では左から R・S・T と並べますが、端子配列は機種や盤で異なるため、結線図と相順チェッカーで必ず確認しましょう。
現場では、旧来の 赤・白・黒(R・S・T) と、近年の IEC/JIS に整合した 茶・黒・灰(L1・L2・L3) が混在しています。
N(中性線)は淡青(ライトブルー)が原則です(古い設備では白・薄灰の場合あり)。
PE(接地線)は緑 または 緑/黄が一般的です。
市販の仮設用 3 心ケーブルは芯色が 赤・白・黒の製品が多いですが、色=相(R/S/T)の固定割当ではありません。
たとえ青を相色として見かけても、「青=T相」「黒=青」と決めつけず、必ずラベル・結線図・相順チェッカーで確認しましょう。
(三相4線式では N(淡青)を相と入れ替えないよう特に注意)
逆相トラブルはどうして起きる?
- 発電機の端子(U・V・W)と現場側ケーブル(赤・白・黒/R・S・T)を取り違え
- 延長ケーブルや仮設盤を経由したときの結線順ミス
- 複数の発電機を切り替え・入替えした際の確認漏れ
- 現場によって配線ルールや色分けが異なる
逆相だとどんなトラブルが?
- 三相モーターやポンプが逆回転してしまう
- クレーンやエレベーターが動かない、制御盤に「相順異常」アラーム
- 機械の誤作動や、故障・損傷のおそれ
イベント現場で発電機を接続したところ、ポンプがまったく動かずトラブル発生。調べると、発電機側(U・V・W)と設備側(赤・白・黒/R・S・T)の並びを取り違えていたのが原因でした。
相順チェッカーで「逆相」と判明し、配線を正しく入れ替えたらすぐ復旧できました!
現場での逆相チェック方法・対策
- 相順チェッカーで必ずチェック!
- 初回接続時や、発電機の切り替え・再設置時は必ず相順を確認
- 三相モーターは起動前に回転方向を目視確認
- ケーブルの色や端子表記をよく確認して接続
- 「相順異常」アラームが出たら、すぐに配線を確認
左から赤白黒にしたのに逆相!? その理由と対処法
「現場の基本通り、左から赤・白・黒(R・S・T)で配線したのに、相順チェッカーで逆相と表示されることがあります。
この場合、どこかで端子表示やケーブル内の結線順が食い違っていた可能性が考えられます。
- 発電機の内部端子(U・V・W)と外部ケーブルの接続順
- 途中の仮設盤や延長ケーブル内の結線
- 現場盤側の端子表記と実際の色の結線
色だけを信じず、必ず相順チェッカーで確認しましょう。
もし逆相だった場合は、三相のうち2本の配線を入れ替えることで「正相」に修正できます。
「色の並びだけでは絶対に安心できないよ!
ケーブルの中や仮設盤で、思わぬ入れ替えがされていることもあるから、必ず相順チェッカーで確認&調整しよう!」
もし逆相だったら?現場での配線の直し方
逆相だった場合は、三相のうちどれか2本の配線を入れ替えるだけで正相に戻せます。
例えば「赤・白・黒(R・S・T)」でつないでいた場合、赤(R)と黒(T)を入れ替えてみてください。
発電機の「U・V・W」なら、UとW、またはUとVなど2本だけ入れ替えればOK!
必ず発電機を停止した状態で作業し、配線後にもう一度相順チェッカーで「正相」になっているか確認しましょう。
① 発電機・盤の遮断器をOFF → ② ロックアウト(施錠・札掛け)→ ③ 無電圧確認
④ 2相入替え → ⑤ 相順チェッカーで正相確認 → ⑥ 小負荷で試運転 → ⑦ 本格運転
さらに安心!機器保護と特殊ケース
- 相順・欠相保護リレーを主回路に入れておくと、逆相や欠相で自動停止・起動禁止が可能。
- ATS(自動切替盤)や並列切替では、切替後に相順監視を必ず通過させる構成に。
インバータ(VFD)経由のモータは、電源側の相順と回転方向が一致しない場合があります。装置仕様書の指示に従い、電源相順の監視要否と回転方向確認を行ってください。
長距離ケーブルや仮設盤を介す場合は、送電側・受電側の両端で相順を確認しましょう。
発電機の並列・入替え時は、同期前に周波数・電圧・相順を一致させてから投入します。
よくある質問・注意点
- 単相機器には相順は関係ありませんが、三相機器は必ず確認が必要です。
- 発電機や設備によって端子表示が異なる場合があるので、仕様書やラベルも必ずチェック。
- 長距離ケーブルで送電する場合は、受電側でも相順を確認。
- 不安な場合やトラブル時は、発電機レンタル会社や専門業者に相談を。
まとめ
発電機の「逆相トラブル」は、現場でよくあるミスのひとつです。
相順チェッカーと配線確認で、大きなトラブルを防げます。
色分けや表示の違いに気を付けて、安全で快適な現場運営を心がけましょう!
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