2025.08.05
トラックに可搬型発電機を積んだ場合と「電源車」の違い 【発電くんコラム】
最終更新日:2025.08.05
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【発電くんコラム】トラックに可搬型発電機を積んだ場合と「電源車」の違い
こんにちは、発電くんです!
今日は現場でよくある「トラックに可搬型発電機を積む」のと、「電源車(専用車両)」の違いについて、分かりやすくまとめてみました。
今日は現場でよくある「トラックに可搬型発電機を積む」のと、「電源車(専用車両)」の違いについて、分かりやすくまとめてみました。
※本記事の内容は2025年8月4日時点の情報です。
1. そもそも「電源車」って?
「電源車」とは、エンジンで発電機を回し、電力を外部に供給できる“車両一体型”の移動式発電設備のこと。
災害・停電・大規模工事・イベントなど、さまざまな現場で活躍しています。
2. トラック+可搬型発電機と、電源車の違いは?
「小型トラックに可搬型発電機を載せて運ぶ」のも現場では“電源車”と呼ばれることがありますが、実は設備構成や使い勝手、法令上の区分に違いがあります。
項目 | トラック+可搬型発電機 | 電源車(専用車両型) |
---|---|---|
設備構成 | トラックの荷台に発電機を“載せて運搬”。必要なら下ろして使う。 | 発電機・分電盤・燃料タンク等を 一体的に専用設計した車両。 下ろさずそのまま使う。 |
法令・手続き | ・10 kW超は「移動用電気工作物」の届出が必要 ・同時に 保安規程届出 + 電気主任技術者の選任 ・法令は “出力と現場での運用方法” で決まる |
上記と同じ(専用車両でも同じ法令が適用) ※ナンバー登録や保安基準が独自の場合あり |
用途・現場 | 小~中規模工事現場、イベント、 仮設・一時利用など |
大規模現場、病院、工場、広域災害、 長時間連続運転が必要な現場 |
運用・メンテナンス | 現場ごとに載せ替えOK 通常の発電機整備 |
車両全体での専用保守基準や点検ルール |
燃料供給 | 発電機本体のタンク or 都度給油 | 大型専用タンク装備、連続運転対応 |
外観 | 普通トラック+発電機 | 専用架装・専用ナンバー(緊急車両等) |
3. 法令上のポイントは「出力」と「運用方法」!
発電くんのワンポイント!
法令(届出や資格)は“設備の呼び方”よりも、発電機の「出力」と「現場での運用方法」で決まるよ。
法令(届出や資格)は“設備の呼び方”よりも、発電機の「出力」と「現場での運用方法」で決まるよ。
- 10 kW超なら「移動用電気工作物」として所轄官庁への届出が必要
- 同時に電気主任技術者の選任・保安規程の届出が必要
- 分電盤等への接続は有資格者(電気工事士)が必須
4. まとめ・どっちがいいの?
- 可搬型発電機+トラックは、小~中規模・フットワーク重視・コスト重視におすすめ
- 専用電源車は、機器が一体化され設置作業が不要。短期〜中期の臨時電源で迅速性と保安性を重視する現場におすすめ
- どちらの場合も、法令順守と現場安全が最優先!
発電くんの超まとめ!
トラックに可搬型発電機を積んでも、専用電源車でも、法令や資格は「発電機の出力・運用方法」で同じです。
違いは設備の一体感や連続運転のしやすさなど、現場での使い勝手!
どちらでも、10 kWを超えたら届出と電気主任技術者の選任が必要なのは変わりません。
トラックに可搬型発電機を積んでも、専用電源車でも、法令や資格は「発電機の出力・運用方法」で同じです。
違いは設備の一体感や連続運転のしやすさなど、現場での使い勝手!
どちらでも、10 kWを超えたら届出と電気主任技術者の選任が必要なのは変わりません。
⚠️ 法令・通達は改正される場合があります。最新情報は必ず所轄官庁の公表資料をご確認ください。
発電くんからのお願い
「呼び名」よりも実際の出力と運用方法をしっかり確認して、安全&確実に電源を運用しよう!
法令や運用で迷ったら、専門業者や所轄官庁へご相談を!
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