発電機の電圧が落ちる:原因ランキングと現場チェック手順 教えて発電くん!
- 教えて発電くん
- 知識
発電機の電圧が落ちる:原因ランキングと現場チェック手順 教えて発電くん!
(情報更新:2026年1月時点)

現場で「発電機の電圧がいつもより低い」「100V機器が止まる」「溶接が不安定」「ブレーカが落ちる」などが起きたとき、原因は発電機本体だけとは限りません。
実際は負荷のかけ方(突入電流)・ケーブルの電圧降下・接続不良で“電圧が落ちたように見える”ケースがとても多いです。
✅ 工場のBCP対策:災害・停電の前に「発電機レンタルの事前協議(優先手配に向けた段取り)」をしませんか?
緊急時は手配が集中し、発電機だけでなくケーブル/分電/燃料まで含めた準備が遅れがちです。
平時に必要容量・設置条件・稼働時間(燃料運用)を整理して、復旧を早める体制を一緒に作ります。
※フォーム冒頭に「BCP事前協議」または「緊急/災害」と記載し、拠点(市区町村)・想定稼働時間・重要負荷(分かる範囲)を添えてください。
1)まず結論:電圧低下の「原因ランキング」(現場で多い順)
- ① 過負荷(容量オーバー)/突入電流のかけ過ぎ
モーター・コンプレッサ・投光器・溶接機・インバータ電源などは、起動時に大きな突入電流が流れ、瞬間的に電圧が沈みやすいです。
「合計kWは足りているのに落ちる」場合でも、起動の重なり(同時起動)で電圧低下が出ることがあります。 - ② 延長ケーブルが長い/細い → ケーブル電圧降下
電線が長いほど/細いほど/電流が多いほど、末端電圧は下がります(いわゆるドロップ)。
参考(計算の考え方): ハタヤ(HATAYA)資料:電圧降下の考え方(PDF) - ③ プラグ・コネクタ・分電盤端子の接触不良(発熱・抵抗増)
端子の緩み・サビ・焼け・仮設盤の接点劣化で、負荷時だけ電圧が落ちます。
「コネクタが熱い/焦げ臭い/変色している」は要注意。発熱=抵抗増で電圧が落ちやすくなります。 - ④ 回転数低下(ガバナ系・燃料系・吸気/排気の詰まり)
エンジンの回転が落ちると、周波数(Hz)も電圧も不安定になります(特に同期発電機)。
周波数は切り分けの“早見指標”で、負荷をかけたときにHzが目立って落ちるなら回転数低下を疑います。 - ⑤ AVR(自動電圧調整器)・ブラシ/スリップリング系の不調
無負荷は正常でも、負荷をかけた瞬間に戻らない/ふらつく場合、発電機側の制御(励磁)系が疑わしいです。
「負荷を切っても電圧が不安定」「電圧が上下する」などは点検対象になります。 - ⑥ 発電機設定ミス(100/200V切替、単相/三相、50/60Hz、結線)
機器側の定格(電圧・周波数)と合っていないと、性能低下や停止につながります。
参考(周波数の基礎): 発電機.jp:周波数(Hz)の基礎解説 - ⑦ 環境条件(高温・高地)や整備不良(プラグ/フィルタ/燃料品質)
暑い日や標高が高い場所はエンジン出力が落ちやすく、結果として電圧も沈みやすくなります。
また、エアクリ・燃料フィルタ・プラグの劣化、燃料品質の問題なども回転低下や不調につながります。
2)安全優先:チェック前に必ず守ること(事故防止)
- 屋内・テント内・車内では運転しない(CO中毒リスク)。公的機関からも強く注意喚起されています。
参考: 消費者庁:携帯発電機等の注意喚起(屋内・車内・テント内NG) - 雨や水のかかる場所では使用しない/感電・火災に注意。
参考: 経済産業省:小型発電機の使用上の注意(PDF) - 点検・清掃・燃料補給・配線の抜き差しは、原則エンジン停止で行う(発熱・感電・火災防止)。
参考: 経済産業省:小型発電機の使用上の注意(PDF) - 固定配線・盤改造などの「電気工事」は有資格者へ。電気工事の定義・規制は法令で定められています。
参考: e-Gov法令検索:電気工事士法
3)現場チェック手順(ステップ式)
ここからは「いま電圧が落ちて困っている」前提で、切り分けを早く・安全に進める手順です。
STEP 0:準備(最低限あると強い)
- テスター(AC電圧)
- クランプメータ(電流)
- 周波数表示(発電機パネル or 周波数計)
- 予備の短いケーブル(太め)
STEP 1:症状を“数値化”する(無負荷と負荷で比較)
- 無負荷電圧:コンセント直で電圧を測る
- 負荷電圧:いつもの負荷をかけて電圧を測る
- 周波数:負荷時にHzが大きく落ちていないか確認(回転数低下のサイン)
判断の目安:
・無負荷は正常で、負荷をかけた時だけ落ちる → 「過負荷」「ケーブル電圧降下」「接触不良」が優先
・無負荷から低い/ふらつく → 「設定ミス」「AVR/励磁系」「整備不良」も疑う
STEP 2:負荷を“分解”して犯人を探す(いきなり全部つながない)
- 負荷を全て外す → 電圧が戻るか
- 負荷を1台ずつ追加 → どのタイミングで落ちるか
- モーター系(ポンプ・コンプ・送風機)は最後に入れる(突入が大きい)
STEP 3:ケーブル電圧降下を疑う(最短ルートで再現)
- 発電機コンセント直近(短いケーブル)で動くか試す
- 改善するなら、原因は長さ/太さ/電流の組み合わせで起きる電圧降下の可能性が高い
電圧降下は「長いほど・細いほど・電流が多いほど大きい」という基本で説明され、計算式の例も公開されています。
参考: ハタヤ(HATAYA)資料:電圧降下の考え方(PDF)
STEP 4:接触不良(焼け・緩み)を点検(熱い所が犯人)
- プラグ、コネクタ、タップ、仮設盤の端子に発熱・変色・焦げがないか
- 「触れないほど熱い」は危険信号 → 直ちに停止して交換・修理へ
STEP 5:発電機側(回転・燃料・AVR)を疑う
- 燃料フィルタ/エアクリ/スパークプラグの状態(詰まり・劣化)
- エコスロットル等の制御設定(機種による)
- 周波数が落ち続ける/電圧が戻らない → AVRや励磁系の点検(メーカー・レンタル会社へ)
4)「ケーブルが原因か?」をその場で見抜くミニ知識
ケーブル由来の電圧降下は、メーカー資料で計算式(例)が示されています。
参考: ハタヤ(HATAYA)資料:電圧降下の考え方(PDF)
ただし現場では、まず短い・太いケーブルに替えて改善するかを見るのが最速です。
- 改善する:ケーブル電圧降下 or 接触不良が濃厚
- 改善しない:過負荷(突入含む) or 発電機側(回転/AVR等)が濃厚
5)再発防止のコツ(トラブルが多い現場ほど効く)
- 負荷の合計kWだけでなく「突入(起動)電流」を見込む(モーター、溶接、投光器、インバータ電源)
- ケーブルは“長さ×電流”で選ぶ(足りないと末端が落ちる)
- 分電・コネクタは定期点検(焼け・緩み・雨水侵入)
- 周波数(Hz)を日常点検項目に入れる(回転数低下の早期発見)
⚠️ 法令・通達は改正される場合があります。最新情報は必ず所轄官庁の公表資料をご確認ください。
参考(法令・公的情報):
\ 発電機.jpからのおしらせ/
発電機レンタル・購入は 発電機.jp におまかせ!
国内トップクラス 2,800台超 の保有から、
現場にピッタリの機種をスピード手配します。
便利な無料ツールもご用意しています。お気軽にご利用ください!
📩 発電機.jp WEBからのご相談・お見積りはこちら
「どの発電機を選べばよいか分からない」「ケーブルも一緒に手配したい」など、専任スタッフが用途にあわせてご提案いたします。
※お急ぎの場合も、まずはフォームからご連絡ください。担当者より折り返しご案内いたします。