2026.01.30

発電機の電圧が落ちる:原因ランキングと現場チェック手順 教えて発電くん!

最終更新日:2026.01.30
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発電機の電圧が落ちる:原因ランキングと現場チェック手順 教えて発電くん!

発電機の電圧が落ちる:原因ランキングと現場チェック手順 教えて発電くん!

(情報更新:2026年1月時点)

発電くん(発電機.jp)

現場で「発電機の電圧がいつもより低い」「100V機器が止まる」「溶接が不安定」「ブレーカが落ちる」などが起きたとき、原因は発電機本体だけとは限りません。
実際は負荷のかけ方(突入電流)・ケーブルの電圧降下・接続不良で“電圧が落ちたように見える”ケースがとても多いです。

✅ 工場のBCP対策:災害・停電の前に「発電機レンタルの事前協議(優先手配に向けた段取り)」をしませんか?

緊急時は手配が集中し、発電機だけでなくケーブル/分電/燃料まで含めた準備が遅れがちです。
平時に必要容量・設置条件・稼働時間(燃料運用)を整理して、復旧を早める体制を一緒に作ります。

※フォーム冒頭に「BCP事前協議」または「緊急/災害」と記載し、拠点(市区町村)・想定稼働時間・重要負荷(分かる範囲)を添えてください。


1)まず結論:電圧低下の「原因ランキング」(現場で多い順)

  1. ① 過負荷(容量オーバー)/突入電流のかけ過ぎ
    モーター・コンプレッサ・投光器・溶接機・インバータ電源などは、起動時に大きな突入電流が流れ、瞬間的に電圧が沈みやすいです。
    「合計kWは足りているのに落ちる」場合でも、起動の重なり(同時起動)で電圧低下が出ることがあります。
  2. ② 延長ケーブルが長い/細い → ケーブル電圧降下
    電線が長いほど/細いほど/電流が多いほど、末端電圧は下がります(いわゆるドロップ)。
    参考(計算の考え方): ハタヤ(HATAYA)資料:電圧降下の考え方(PDF)
  3. ③ プラグ・コネクタ・分電盤端子の接触不良(発熱・抵抗増)
    端子の緩み・サビ・焼け・仮設盤の接点劣化で、負荷時だけ電圧が落ちます。
    「コネクタが熱い/焦げ臭い/変色している」は要注意。発熱=抵抗増で電圧が落ちやすくなります。
  4. ④ 回転数低下(ガバナ系・燃料系・吸気/排気の詰まり)
    エンジンの回転が落ちると、周波数(Hz)も電圧も不安定になります(特に同期発電機)。
    周波数は切り分けの“早見指標”で、負荷をかけたときにHzが目立って落ちるなら回転数低下を疑います。
  5. ⑤ AVR(自動電圧調整器)・ブラシ/スリップリング系の不調
    無負荷は正常でも、負荷をかけた瞬間に戻らない/ふらつく場合、発電機側の制御(励磁)系が疑わしいです。
    「負荷を切っても電圧が不安定」「電圧が上下する」などは点検対象になります。
  6. ⑥ 発電機設定ミス(100/200V切替、単相/三相、50/60Hz、結線)
    機器側の定格(電圧・周波数)と合っていないと、性能低下や停止につながります。
    参考(周波数の基礎): 発電機.jp:周波数(Hz)の基礎解説
  7. ⑦ 環境条件(高温・高地)や整備不良(プラグ/フィルタ/燃料品質)
    暑い日や標高が高い場所はエンジン出力が落ちやすく、結果として電圧も沈みやすくなります。
    また、エアクリ・燃料フィルタ・プラグの劣化、燃料品質の問題なども回転低下や不調につながります。

2)安全優先:チェック前に必ず守ること(事故防止)


3)現場チェック手順(ステップ式)

ここからは「いま電圧が落ちて困っている」前提で、切り分けを早く・安全に進める手順です。

STEP 0:準備(最低限あると強い)

  • テスター(AC電圧)
  • クランプメータ(電流)
  • 周波数表示(発電機パネル or 周波数計)
  • 予備の短いケーブル(太め)

STEP 1:症状を“数値化”する(無負荷と負荷で比較)

  • 無負荷電圧:コンセント直で電圧を測る
  • 負荷電圧:いつもの負荷をかけて電圧を測る
  • 周波数:負荷時にHzが大きく落ちていないか確認(回転数低下のサイン)

判断の目安:
・無負荷は正常で、負荷をかけた時だけ落ちる → 「過負荷」「ケーブル電圧降下」「接触不良」が優先
・無負荷から低い/ふらつく → 「設定ミス」「AVR/励磁系」「整備不良」も疑う

STEP 2:負荷を“分解”して犯人を探す(いきなり全部つながない)

  1. 負荷を全て外す → 電圧が戻るか
  2. 負荷を1台ずつ追加 → どのタイミングで落ちるか
  3. モーター系(ポンプ・コンプ・送風機)は最後に入れる(突入が大きい)

STEP 3:ケーブル電圧降下を疑う(最短ルートで再現)

  • 発電機コンセント直近(短いケーブル)で動くか試す
  • 改善するなら、原因は長さ/太さ/電流の組み合わせで起きる電圧降下の可能性が高い

電圧降下は「長いほど・細いほど・電流が多いほど大きい」という基本で説明され、計算式の例も公開されています。
参考: ハタヤ(HATAYA)資料:電圧降下の考え方(PDF)

STEP 4:接触不良(焼け・緩み)を点検(熱い所が犯人)

  • プラグ、コネクタ、タップ、仮設盤の端子に発熱・変色・焦げがないか
  • 「触れないほど熱い」は危険信号 → 直ちに停止して交換・修理へ

STEP 5:発電機側(回転・燃料・AVR)を疑う

  • 燃料フィルタ/エアクリ/スパークプラグの状態(詰まり・劣化)
  • エコスロットル等の制御設定(機種による)
  • 周波数が落ち続ける/電圧が戻らない → AVRや励磁系の点検(メーカー・レンタル会社へ)

4)「ケーブルが原因か?」をその場で見抜くミニ知識

ケーブル由来の電圧降下は、メーカー資料で計算式(例)が示されています。
参考: ハタヤ(HATAYA)資料:電圧降下の考え方(PDF)
ただし現場では、まず短い・太いケーブルに替えて改善するかを見るのが最速です。

  • 改善する:ケーブル電圧降下 or 接触不良が濃厚
  • 改善しない:過負荷(突入含む) or 発電機側(回転/AVR等)が濃厚

5)再発防止のコツ(トラブルが多い現場ほど効く)

  • 負荷の合計kWだけでなく「突入(起動)電流」を見込む(モーター、溶接、投光器、インバータ電源)
  • ケーブルは“長さ×電流”で選ぶ(足りないと末端が落ちる)
  • 分電・コネクタは定期点検(焼け・緩み・雨水侵入)
  • 周波数(Hz)を日常点検項目に入れる(回転数低下の早期発見)

⚠️ 法令・通達は改正される場合があります。最新情報は必ず所轄官庁の公表資料をご確認ください。

参考(法令・公的情報):


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