教えて発電くん!発電機の現場事件簿#005「延長ケーブルが熱い/溶けた」事件
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教えて発電くん!発電機の現場事件簿#005「延長ケーブルが熱い/溶けた」事件
(情報整理:2026年2月時点)
「延長ケーブルが熱い」「被覆が柔らかい」「プラグ周りが変形してる」――それ、火災や感電につながる危険サインです。
今回は原因あるある 細い・長い・巻いたまま/許容電流オーバーを、太さ選定 → 巻き取り運用 → 分電で区分の順で、発電くんが安全に解決へ導きます。

発電くん:
「“熱い”はもうアウトに近い! 止める→冷ます→原因を潰すが基本だよ」
✅ 工場のBCP対策:災害・停電の前に「発電機レンタルの事前協議(優先手配に向けた段取り)」をしませんか?
緊急時は手配が集中し、発電機だけでなくケーブル/分電/燃料まで含めた準備が遅れがちです。
平時に必要容量・設置条件・稼働時間(燃料運用)を整理して、復旧を早める体制を一緒に作ります。
※フォーム冒頭に「BCP事前協議」または「緊急/災害」と記載し、拠点(市区町村)・想定稼働時間・重要負荷(分かる範囲)を添えてください。
現場レポート:ケーブルが“熱っ!”…被覆も変形?
作業員:「発電機は動いてるんですけど、延長ケーブルが熱くて…触れないです」
発電くん:「それは即ストップ案件! まずは安全確保からいこう」
作業員:「でも作業が…」
STEP0:安全の約束(熱い/溶けたら最優先)
- すぐ負荷をOFF → 電源を切る(ブレーカー/スイッチ優先)。ケーブル・プラグ・コンセントが熱い場合は冷めるまで触らない(やけど注意)。
- 被覆が溶けた/焦げ臭い/煙が出た場合は再使用しない(交換・点検が基本)。
- 配線の変更や端子箱作業など、電気工事に当たる作業は有資格者で対応。
原因あるある:なぜ熱くなる?(4つの要因が重なりやすい)
原因①:細い(導体断面積:sqが小さい)→ 抵抗が大きく熱になりやすい
同じ電流でも、導体が細いほど抵抗が増え、発熱しやすくなります。
さらに電圧降下も増えやすく、「機器の力が弱い→電流が増える→さらに熱い」という悪循環も起きがちです。
原因②:長い(延長しすぎ)→ 電圧降下が増えて条件が悪化
電圧降下は、電線が細いほど/長いほど/使用電流が多いほど大きくなります。
遠くまで引っ張るほど、ケーブルには厳しい条件になります。
原因③:巻いたまま(コードリール)→ 熱がこもりやすく危険
メーカーの注意として、電線を巻いたまま多くの電流を使うと、溶解・発火の危険が明記されています。
“巻いたまま”は、熱トラブルの代表例です。
原因④:許容電流オーバー(定格超え)
延長コード・テーブルタップ等には定格があり、合計が超えると異常発熱につながります。
「ブレーカーが落ちないのに熱い」ケースもあるため、定格(A)表示を守るのが重要です。
発電くんの解決①:太さ選定(まず“電流”で決める)
STEP1-1:使う電流を把握する(合計Aが起点)
- 機器の銘板や仕様書で、消費電力(W)・電流(A)・電圧(V)を確認。
- 複数台なら合計する(同時使用の条件も反映)。
- 迷ったら「負荷計算ツール」で整理:負荷計算ツール
STEP1-2:ケーブルは“VCT等(キャブタイヤケーブル)の許容電流表”で選ぶ(芯数で変わる)
目安(周囲温度30℃・空中配線に近い条件、VCTの例):
- VCT 2sq:2心 22A/3心 19A/4~5心 17A
- VCT 3.5sq:2心 32A/3心 27A/4~5心 25A
- VCT 5.5sq:2心 41A/3心 35A/4~5心 32A
※値は条件・メーカーで変わります。必ず現物の仕様・定格表示と、現場条件(温度・敷設状態)で判断してください。
STEP1-3:ケーブル選定は“長さ”もセットで(遠いほど太め)
長さが伸びるほど電圧降下が増えやすいので、「長い=太め」が安全側です。
ケーブルの太さ・長さで迷ったら:ケーブル選定ツール
発電くんの解決②:巻き取り運用(コードリールの基本)
STEP2-1:コードリールは“全長引き出して”使う
発電くん:「まずこれ! 巻いたまま使用しない」
- 巻いたまま高電流 → 熱がこもり、溶解・発火の危険
- 途中で余ったら、束ねずに“広げて”逃がす(踏みつけ・車両踏圧にも注意)
- リール本体・プラグ部が熱い場合は、容量不足のサインとして見直す
STEP2-2:「少しだけ使うから…」が一番危ない
距離が短いほど「巻いたままでも大丈夫そう」に見えますが、電流が大きい現場ほど危険度は上がります。
安全側はいつも全長引き出しです。
発電くんの解決③:分電で区分(1本に流しすぎない)
STEP3-1:分電で回路を分けて“電流を分散”する
- 大きい負荷(ヒーター/モーター/溶接など)と、繊細な負荷(制御盤/PC等)を別回路へ。
- 1本の延長で全部取らない。複数回路に分けて電流集中を避ける。
- 可能なら分電を負荷に近づけ、長距離区間を減らす。
STEP3-2:仮設の接続ミスは“疑い”として扱い、無理に触らない
「電圧の取り違え」「系統の組み方の不整合」などは、症状が出ても外観だけでは断定できません。
不安がある場合は、条件を整理して相談・点検(有資格者対応)を前提に進めます。
【転】今回の真相:細い+長い+巻いたまま+定格超え…のフルコンボだった
- 現場が遠く、延長が長い
- リールを巻いたまま運用していた
- 複数機器を1本でまとめて取り、合計電流が大きい
- 延長コード/タップの定格(A)を超える使い方になっていた(許容電流オーバー)
発電くん:「原因は“1つ”じゃなくて重なり! だからこそ太さ→運用→分電で順番に潰すのが効くよ」
【結】発電くんのまとめ:再発防止の3点セット
- 太さ選定:電流(A)から選ぶ。芯数・長さも加味。
- 巻き取り運用:コードリールは全長引き出しが基本。
- 分電で区分:1本に集中させず回路分けで分散。
現場→相談が早い「コピペ用メモ」
このままフォームに貼ると、解決が早いです:
・症状:熱い/柔らかい/溶け/焦げ臭い/プラグ変形(いつから) ・使用機器:機器名、消費電力(W)または電流(A)、台数、同時使用 ・電源:100V/200V、単相/三相、周波数 ・ケーブル:種類(VCT等)、太さ(sq)、芯数、長さ、継ぎ足し有無 ・コードリール:あり/なし、巻いたまま運用の有無 ・分電:あり/なし(回路分けしているか)
法令・公表資料(参考リンク)
- 電気工事士法(e-Gov)
- 電気工事士等資格が不要な「軽微な工事」とは(経済産業省 PDF)
- 電気設備に関する技術基準を定める省令(電技省令/e-Gov)
- 電気設備の技術基準の解釈(経済産業省 PDF)
- コードリール:電線を巻いたまま使用しない注意(ハタヤ)
⚠️ 法令・通達は改正される場合があります。最新情報は必ず所轄官庁の公表資料をご確認ください。
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