2026.02.13

教えて発電くん!可搬型発電機と非常用発電機の違い|一問一答

最終更新日:2026.02.13
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教えて発電くん!可搬型発電機と非常用発電機の違い|一問一答

教えて発電くん!可搬型発電機と非常用発電機の違い|一問一答Q&A

⚠️ 本記事は2026年2月5日時点で公表・確認できる資料(消防庁告示・点検要領・国交省仕様書・NEGA公表 等)をもとに整理しています。法令・通達は改正される場合があります。最新情報は必ず所轄官庁の公表資料をご確認ください。

このQ&Aは、消防用途(法令上の非常電源)BCP用途(任意の非常時電源)を混同しないための整理です。

✅ 工場のBCP対策:災害・停電の前に「発電機レンタルの事前協議(優先手配に向けた段取り)」をしませんか?

緊急時は手配が集中し、発電機だけでなくケーブル/分電/燃料まで含めた準備が遅れがちです。
平時に必要容量・設置条件・稼働時間(燃料運用)を整理して、復旧を早める体制を一緒に作ります。

※フォーム冒頭に「BCP事前協議」または「緊急/災害」と記載し、拠点(市区町村)・想定稼働時間・重要負荷(分かる範囲)を添えてください。

まず結論:混ざるのは「機械」か「設備一式」か

発電くん

現場で混ざりやすいのは、「発電機本体(機械)」の話と、「非常電源として成立する設備一式(法令・運用)」の話です。
なお、消防用途でいう非常用発電設備(非常用発電機)は、多くは移動して使う前提ではなく固定式(据置)で、現地で据付・配管・配線・切替・監視まで含めて「設備」として成立させます。

✅ 30秒まとめ

  • 可搬型=運べる「発電機(機械)」
  • 消防用途の非常用=告示要件(自動・40秒等)を満たす「設備一式」
  • BCP用途=事業継続のための任意電源(安全な切替・手順・燃料運用が重要)

教えて発電くん!一問一答(Q&A)

Q1. 可搬型発電機と非常用発電機、一番大きな違いは?

A. 可搬型は「運べる発電機(機械)」の呼び方。非常用(消防用途)は、停電時に必要設備へ電力を供給するための“非常電源として成立する設備一式”の考え方です。
消防用途の非常用発電設備は、多くは固定式(据置)で、現地で据付・接続して設備として成立させます(切替・配電・監視・設置条件を含む)。

Q2. 中身(エンジンや発電機)は同じなんですか?

A. 基本構造(エンジン+発電機)は似ています。ただし、消防の非常電源としては「始動」だけでなく、停電検知→電圧確立→投入→送電までの成立が前提になります。

参考:消防庁告示:自家発電設備の基準(昭和48年消防庁告示第1号)

Q3. 可搬型に「自動始動盤」を付ければ、非常用と同じ?

A. 近づくのは「エンジンを自動で始動する」部分です。消防の非常電源では、さらに投入(切替して回路に載せる)まで含めて成立させる必要があり、始動盤“だけ”では同等になりにくいです。

参考:消防庁告示(自動的に電圧確立・投入・送電)

Q4. 消防の非常電源だと、何が「必須ポイント」?

A. 代表ポイントは2つです。

  1. 停電時に自動的に電圧確立・投入・送電(条件により投入を手動にできる場合あり)
  2. 停電から電圧確立および投入まで40秒以内(条件付きで蓄電池併用の扱いあり)

参考:消防庁告示:自家発電設備の基準

Q5. 「投入を手動にできる場合」って?

A. 告示では、運転・保守を行える者が常駐し、停電時に直ちに操作できる場所に設ける場合など、電圧確立は自動/投入は手動とできる旨が示されています。

参考:消防庁告示:自家発電設備の基準

Q6. 40秒って「始動が40秒」?「送電開始が40秒」?

A. 告示上は、停電から電圧確立および投入までの所要時間が対象です(投入が手動の場合は操作時間を除外)。点検要領でも、始動・切替信号・電圧確立などの確認例が示されています。

参考:消防庁:点検要領(第24 非常電源(自家発電設備))(PDF)

Q7. 40秒を満たせないなら、絶対にNG?

A. 例外として、停電後40秒経過してから発電機側が電圧確立・投入するまでの間を、一定基準に適合する蓄電池設備で補う扱いが告示にあります。

参考:消防庁告示(ただし書き)

Q8. 可搬型を「消防設備の非常電源」として置いてもいい?

A. “非常電源として法令上求められる用途”なら、基本は告示の基準に適合する設備として設計・施工・維持が必要です。可搬型に部品を足す発想は、実務上は所轄協議・検査・根拠資料が増えやすいです。まず所轄に事前相談するのが安全です。

参考:東京消防庁:第3 非常電源(PDF)

Q9. 「可搬型+自動始動盤」以外に、何を付ければ近づく?

A. 代表は次のとおりです(“設備一式”側の要素)。

  • ATS/切替盤(商用⇄発電機を安全に切替、逆送防止のインターロック含む)
  • 始動用蓄電池+自動充電+監視(点検要領でも確認項目が整理されています)
  • 保護(遮断器・保護協調)、非常用配電側の設計
  • 必要運転時間に見合う燃料計画、設置(排気・換気・防火・騒音等)

参考:点検要領(PDF)

Q10. それって結局「据置の非常用発電設備」と同じじゃない?

A. そうなりがちです。要件に寄せるほど、周辺(切替・配電・監視・設置条件・点検)が増え、外観が可搬型でも実態は据置に近い構成になります。
消防用途の非常用は、固定式(据置)で現地で組み上げる設備という整理で考えると、混乱しにくくなります。

Q11. じゃあ「BCP用途(任意の非常時電源)」なら?

A. BCP(事業継続計画)用途なら、可搬型が活躍しやすいです。重要なのは安全な切替(逆送防止)と、分電・ケーブル・手順(誰が何分で、どの負荷から)の整備です。

Q12. 「消防認定が無い」発電機は、消防設備の非常電源としてOK?

A. “認定表示が無い=即NG”とは言い切れません。実務上は、告示の基準に適合していることを示す資料が必要になります。
一方で、登録認定機関の認定+表示がある場合は「基準に適合するものとみなされる」整理が公表されています。

参考:NEGA:製品認証制度(登録認定機関・みなし適合の説明)

Q13. 認定が無い場合、どんな資料を求められやすい?

A. 代表例は、①告示適合の対比表(どの条項をどう満たすか)、②メーカー仕様書・試験成績、③単線結線図(切替・保護・監視)、④設置図(排気・換気等)、⑤点検・試験の手順(40秒確認含む)などです。

参考:消防庁告示点検要領(PDF)

Q14. NEGAの「適合マーク」と「登録認定マーク」は同じ?

A. 同じではありません。現場では混ざりやすいので、マークの種類(何を示すか/対象)を確認するのが安全です。

参考:NEGA:製品認証制度

Q15. どうして非常用(消防用途)は高くなりやすい?

A. 発電機本体よりも、切替(ATS)・監視・配電・設置条件・点検前提の仕組みの比重が大きいからです。公共系仕様書でも、装置全体の要件が定義されています。

参考:国交省:簡易型非常用発動発電装置 機器仕様書(PDF)

Q16. 事故防止で絶対に外せない注意点は?

A. 逆送防止(感電・火災の重大リスク)です。切替・配電の設計施工は、必ず有資格者の関与で安全に進めてください(責任分界も明確に)。

発電くんのまとめ
可搬型=運用しやすい「機械」。BCP用途で力を発揮。
消防用途の非常用=告示要件(自動・40秒等)を満たす「設備一式」。
・迷ったら、まず「用途がBCPか、消防の非常電源か」を切り分けてください。

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