発電機のkWとkVAの違い|kVAで見る理由と力率(PF)換算【教えて発電くん】
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※情報整理:2026年2月17日時点(一般的な電気工学知識/メーカー公表資料等を参照)
教えて発電くん!
発電機のkWとkVAの違い|kVAで見る理由と力率(PF)換算・容量選定
発電機の仕様書を見ると、kVAが大きく表示されていて、「結局kWと何が違うの?」となりがちです。
結論から言うと、発電機は“電圧×電流(=電気の流せる量)”で限界が決まるため、 kVA(皮相電力)で見るほうがトラブルを避けやすい――これがポイントです。
✅ 工場のBCP(事業継続計画)対策:災害・停電の前に「発電機レンタルの事前協議(優先手配に向けた段取り)」をしませんか?
緊急時は手配が集中し、発電機だけでなくケーブル/分電/燃料まで含めた準備が遅れがちです。
平時に必要容量・設置条件・稼働時間(燃料運用)を整理して、復旧を早める体制を一緒に作ります。
※フォーム冒頭に「BCP事前協議」または「緊急/災害」と記載し、拠点(市区町村)・想定稼働時間・重要負荷(分かる範囲)を添えてください。

発電くん: 「“kWだけ”で発電機を選ぶと、現場でブレーカーが落ちたり電圧がふらついたり…ってことがあるんだ。今日はそこをスッキリさせるよ!」
Step1:まずは用語を1分で整理(kW / kVA / 力率)
- kW(有効電力):実際に仕事(回転・熱・光)をする電力
- kVA(皮相電力):電圧×電流で決まる“見かけの電力”(発電機が供給する電気の大枠)
- 力率(PF):kW ÷ kVA(0〜1)。モーターなどが多いと下がりやすい
関係式はこれです:
kW = kVA × 力率(PF)
力率の定義(kW ÷ kVA)は、公的系の省エネ解説でも同じ考え方で説明されています。参考: J-Net21(中小機構)「力率」
Step2:なぜ「kVA」で見たほうがいいの?(核心)
発電機(交流)は、ざっくり言うと「電流をどれだけ出せるか」が勝負です。
電流が増えると、発電機内部の巻線やAVR、ブレーカー、ケーブルなどが先に限界に来ます。
つまり、ブレーカーや巻線の“電流(A)限界”に近い指標がkVAなので、kVA基準で見るほうが安全寄りになります。
- kVAは「電圧×電流」に直結 → 発電機の“体力”に近い
- kWは「実際に仕事した分」 → 力率が悪い負荷だと、kWが小さく見えても電流は大きく流れる
つまり、kWだけ見て「足りる」と判断すると、電流側の余裕が先に不足して失敗しやすい…これが「kVA基準で見る」理由です。
Step3:よくある“現場の落とし穴”3つ
落とし穴①:モーター負荷(ポンプ・ファン・コンプレッサー)は力率が下がりやすい
モーター系は力率が1.0になりにくく、同じkWでも必要なkVAが増えます。
力率が下がる=同じ仕事をするのに電流が増える、というイメージです。参考: J-Net21(中小機構)「力率」
落とし穴②:始動電流(起動突入)で電圧が落ちる
起動時に電流が一気に増えると、発電機は一瞬で苦しくなります。
結果として電圧降下→機器が落ちる→現場が止まるが起きがちです。
※この対策は「kWを盛る」より、kVAに余裕を見るほうが筋が良いことが多いです。
落とし穴③:メーカー表記のkWは“力率前提”で書かれていることがある
たとえば非常用発電機の製品ページや仕様では、kWを力率(例:0.8)前提で併記している例があります。参考: ヤンマー 非常用発電機(製品情報)
また、発電機(エンジン発電機)の解説資料では、三相は力率0.8としているのが普通と説明されています。参考: デンヨー:エンジン発電機の特長(PDF)
Step4:1分でできる換算・考え方(例つき)
例:負荷が「80kW」想定、力率が「0.8」くらいの現場なら…
必要kVA = 80kW ÷ 0.8 = 100kVA
この「0.8」は、発電機の世界ではよく使われる前提として説明・表記されることがあります(例:製品表の注記など)。参考: ヤンマー 非常用発電機(製品情報)
Step5:発電くんの“失敗しない”選定手順(ざっくり版)
- 負荷の合計kW(定常運転)を出す
- 力率(PF)の目安を確認(モーター多めなら低めに見る)
- kVAに換算(kVA=kW÷PF)
- 始動突入(モーター・溶接・コンプレッサ等)を考慮して余裕を持たせる
- ケーブル長・太さで電圧降下が増えるので、ケーブルも同時に見る
力率と基本式を先に押さえたい場合は、関連コラム(自社)もあわせてどうぞ: 発電機.jp コラム
Step6:結論(これだけ覚えればOK)
- 発電機は“電流が限界”になりやすい → 電圧×電流のkVAで見るのが安全
- 迷ったら kVA=kW÷力率 で換算して、突入・電圧降下まで含めて余裕を見る
- kWは仕事量、kVAは供給の器
⚠️ 法令・通達は改正される場合があります。最新情報は必ず所轄官庁の公表資料をご確認ください。
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