イベントで発電機を使う時にやるべき3つのこと
- 知識

イベントで発電機を使う時にやるべき3つのこと
屋外イベントやフェス、仮設の展示会などで大活躍する発電機。でも、「電源が取れればOK!」と思っていませんか? 実は、イベントで発電機を使うには、ちょっとした“お作法”があります。
今回は、イベントで発電機を安全・スムーズに使うために、最低限押さえておきたい「3つのポイント」を、現場の失敗例やチェックリストも交えてご紹介します!
✅ 1. 燃料の量に注意!「指定数量」をチェック
消防法では、燃料の“使用量”ではなく「貯蔵量」で規制がかかります。指定数量を超えると危険物施設、1/5以上なら少量危険物として届出が必要です。
燃料の種類 | 指定数量 | 届出の目安(1/5) |
---|---|---|
ガソリン | 200L | 40L以上で届出対象 |
軽油・灯油 | 1,000L | 200L以上で届出対象 |
重油 | 2,000L | 400L以上で届出対象 |
混載時は要注意! 例えばガソリン80L+軽油300Lの場合、
80/200 + 300/1000 = 0.7 → 「少量危険物」届出が必要です。
POINT: 「複数のテントに分けて置いているから大丈夫」ではなく、同じ敷地内なら合算されると考えてください。
✅ 2. 設置場所は大丈夫?「排気・騒音・周囲との距離」に配慮
- 排気対策: 排気ガスは人やテントに向けない。換気の悪い場所では一酸化炭素中毒の危険あり。
- 騒音対策: 近隣や観客への配慮で、防音型や静音仕様を選ぶ。会場によっては騒音基準(例:昼間70dB以下)を設定していることも。
- 設置安定性: 平坦で固い場所に置く。キャスター付きは必ずストッパー、地面が土なら養生板で沈み込み防止。
- 火気・可燃物との距離: 規定の離隔を守り、ガソリン携行缶や資材と近接させない。
- 感電・漏電対策: 雨天では防雨型コンセント、ゴムキャップ、アースを確実に。
POINT: 「音・煙・熱・転倒・感電」5つのリスクを意識して配置しましょう。
✅ 3. 事前に消防署・会場管理者と連携を!
イベント当日に「これじゃ設置できません」と言われて慌てるケースも少なくありません。以下を事前に確認しましょう:
- 発電機の台数・定格出力・型式(騒音値・排ガス基準)
- 燃料の種類・最大保管量・容器の種類(KHK適合携行缶など)
- 搬入ルートと給油タイミング
- 消火器・標識の配置計画
- 消防署への届出が必要か(少量危険物 or 危険物施設)
POINT: 消防署はもちろん、会場によっては「安全管理責任者」や「電気主任技術者」の承認が必要になる場合もあります。
🔍 まとめ:イベント発電機の3か条
- 燃料量=貯蔵量をチェックし、届出や許可を忘れない!
- 設置場所は“音・煙・距離・安定・感電”をチェック!
- 消防署・会場・関係者と事前相談!準備が最大の安全対策!
楽しいイベントを成功させるために、発電機の安全対策は欠かせません。電気の安心は、イベントの笑顔につながります!
💡 教えて発電くん!ミニQ&A
Q1. 20L携行缶を5缶(100L)置くと届出は必要?
A. ガソリンの指定数量は200L、1/5は40L。100Lは超えているので届出が必要です。
Q2. 雨の日にテント内で発電機を回してもいい?
A. 危険です! 排気ガスによる一酸化炭素中毒の恐れがあるため、必ず屋外で換気を確保してください。
Q3. 燃料はどんな容器に入れればいい?
A. 消防法適合のKHKマーク付き金属製携行缶が必須です。灯油用ポリ缶にガソリンを入れるのは禁止です。
⚠️ 法令・通達は改正される場合があります。最新情報は必ず所轄官庁の公表資料をご確認ください。
★発電機レンタルなら発電機.jp★
2KVA~1100KVAまで豊富にラインアップ。緊急時やイベントにも迅速対応!
お気軽にご相談ください!
★発電機.jpの便利ツール★
▸ 負荷計算ツール
▸ ケーブル選定ツール
現場計算が簡単になるよ!
お問い合わせ:新日本建販㈱ ☎ 0545-53-3100(全国対応) 担当:漆畑(ウルシバタ)
✉ urushibata@njm.co.jp
© 2025 発電機.jp – 発電機のレンタル・販売専門サイト