2025.03.26

イベントで発電機を使う時にやるべき3つのこと

最終更新日:2025.08.19
  • 知識
イベントで発電機を使う時にやるべき3つのこと

 

 

イベントで発電機を使う時にやるべき3つのこと

屋外イベントやフェス、仮設の展示会などで大活躍する発電機。でも、「電源が取れればOK!」と思っていませんか? 実は、イベントで発電機を使うには、ちょっとした“お作法”があります。

今回は、イベントで発電機を安全・スムーズに使うために、最低限押さえておきたい「3つのポイント」を、現場の失敗例やチェックリストも交えてご紹介します!


✅ 1. 燃料の量に注意!「指定数量」をチェック

消防法では、燃料の“使用量”ではなく「貯蔵量」で規制がかかります。指定数量を超えると危険物施設、1/5以上なら少量危険物として届出が必要です。

燃料の種類 指定数量 届出の目安(1/5)
ガソリン 200L 40L以上で届出対象
軽油・灯油 1,000L 200L以上で届出対象
重油 2,000L 400L以上で届出対象

混載時は要注意! 例えばガソリン80L+軽油300Lの場合、
80/200 + 300/1000 = 0.7 → 「少量危険物」届出が必要です。

POINT: 「複数のテントに分けて置いているから大丈夫」ではなく、同じ敷地内なら合算されると考えてください。


✅ 2. 設置場所は大丈夫?「排気・騒音・周囲との距離」に配慮

  • 排気対策: 排気ガスは人やテントに向けない。換気の悪い場所では一酸化炭素中毒の危険あり。
  • 騒音対策: 近隣や観客への配慮で、防音型や静音仕様を選ぶ。会場によっては騒音基準(例:昼間70dB以下)を設定していることも。
  • 設置安定性: 平坦で固い場所に置く。キャスター付きは必ずストッパー、地面が土なら養生板で沈み込み防止。
  • 火気・可燃物との距離: 規定の離隔を守り、ガソリン携行缶や資材と近接させない。
  • 感電・漏電対策: 雨天では防雨型コンセント、ゴムキャップ、アースを確実に。

POINT: 「音・煙・熱・転倒・感電」5つのリスクを意識して配置しましょう。


✅ 3. 事前に消防署・会場管理者と連携を!

イベント当日に「これじゃ設置できません」と言われて慌てるケースも少なくありません。以下を事前に確認しましょう:

  • 発電機の台数・定格出力・型式(騒音値・排ガス基準)
  • 燃料の種類・最大保管量・容器の種類(KHK適合携行缶など)
  • 搬入ルートと給油タイミング
  • 消火器・標識の配置計画
  • 消防署への届出が必要か(少量危険物 or 危険物施設)

POINT: 消防署はもちろん、会場によっては「安全管理責任者」や「電気主任技術者」の承認が必要になる場合もあります。


🔍 まとめ:イベント発電機の3か条

  1. 燃料量=貯蔵量をチェックし、届出や許可を忘れない!
  2. 設置場所は“音・煙・距離・安定・感電”をチェック!
  3. 消防署・会場・関係者と事前相談!準備が最大の安全対策!

楽しいイベントを成功させるために、発電機の安全対策は欠かせません。電気の安心は、イベントの笑顔につながります!


💡 教えて発電くん!ミニQ&A

発電くん

Q1. 20L携行缶を5缶(100L)置くと届出は必要?

A. ガソリンの指定数量は200L、1/5は40L。100Lは超えているので届出が必要です。

Q2. 雨の日にテント内で発電機を回してもいい?

A. 危険です! 排気ガスによる一酸化炭素中毒の恐れがあるため、必ず屋外で換気を確保してください。

Q3. 燃料はどんな容器に入れればいい?

A. 消防法適合のKHKマーク付き金属製携行缶が必須です。灯油用ポリ缶にガソリンを入れるのは禁止です。

⚠️ 法令・通達は改正される場合があります。最新情報は必ず所轄官庁の公表資料をご確認ください。

 

 

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